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嫁に来ないか

ミニコミ雑誌「嫁に来ないか」の編集長のブログです。2015年おはぎ号(無料!) noteにて発売中!

2/19

湘南モールフィルという古いショッピングセンターが店舗を大きく入れ替えるときに、「Seriaが入る」というのをひとつの売りにしていた記憶がある。私はそれまでSeriaというのが100円ショップだということも知らなかったので、なぜこれが客引きになるのか疑問だった。
今、なんとなくわかる。他の100円ショップより、かわいいものが置いてあるのだ。なにより、手芸用品やお菓子作りのかわいい品が充実している。ということを、今日知った。
昨日時間切れで買いそびれた、ソーイングに必要なものも色々売っていた。ミシン糸、目打ち、糸通し、糸切りばさみ、まち針、チャコペンシル、方眼定規などを買う。

モールフィルのSeriaの隣には、手芸店の「ドリーム」という店が入っている。同じような製品が隣で100円で売っていていいのだろうか…と心配になってしまうが、客としては、Seriaにないものをすぐに買えて大変便利だ。リッパー、チャコペン、名前用アイロンシールなどをカゴに入れる。ドリームに足を踏み入れたのは初めてだった。その店名、そのロゴの雰囲気で、なんとなく敬遠していた(し、そもそも手芸店にあまり用事がなかった)。ところがよくよく見ると、さほど広い店内ではないにしろ、好みのものがいろいろと置いてあり、宝探しのような楽しさがある。名前用のアイロンシールもマスキングテープのようなかわいいものがあったり、ポイントとなる小さなワッペンやリボンもかわいい。ワッペンをシール感覚で娘と選びながらカゴに入れる。大きなワッペンは、お弁当箱のバンドにつけるつもりだ。
布の柄も面白いものがちらほらある(知人のイラストレーターの布もあった!)。USコットンという表示の帯がかかったポップな50cm×50cmのカット布が売っていたので、なんとなく3種類買ってみた。とくに何に使うという目的はなかったが、「移動ポケット」にいいかなと思ったのだ。

「移動ポケット」というのは、小学生の女児を中心に流行しつつあるらしい、衣服の外側に安全ピンやクリップで取り付けるポケット的な袋のことだ。学校によっては、ポケットの中にハンカチとティッシュを入れなくてはならない決まりがあるが、女児の衣服の全てにポケットがあるわけではない(とくにスカート)。そこで、お母様方の叡智により、このような移動ポケットなるものが手作りで発明され、各自で改良を重ねているうち、今日ソーイングブックに作り方も載るようになったようだ。我が娘の行く幼稚園も、ポケットにハンカチとティッシュを入れなくてはいけない。園の様子の写真を見るにつけ、移動ポケットをつけている園児もいたので、禁止ではないようだ(移動ポケットが禁止な幼稚園や小学校もある)。とりあえず、小さく、あまり目立たないものを作るだけ作って、様子をみたい。

布の値段が高いのか安いのか判断つかなかった私も、コットンは、大体1メーター1000円くらいを基準にして見るようになった。つまり、メーター6000円もするマリメッコは、べらぼうに高いのだということもわかった。そう考えると、IKEAは輸入生地のわりには割安かな?という感じで、ドリームは全体的に少し割高。ユザワヤはものすごく安い布も売っている。例えば、ユザワヤはドット柄をセールしていて安いけれど、一見でかわいい!と思えるドット柄があるのはドリーム。布が種類別になっていたり、紐が用途別に多色陳列されていて見やすいのはユザワヤ。

ううむ、と考え込んでしまって、またも大きな布は買えずに帰った。
指南書には、コットン、とか、帆布、とかだけ書かれている。
コットン、とあるコーナーの布は、厚さや手触りがまちまちだ。
コットン、の中であれば、どの布でなにを作ってもいいのだろうか。
指南書には、同じ巾着でも、1枚で仕立てているものも、2枚で仕立てているものもある。底に別の布をあてているものもある。柄を切り返しているのは、機能的に必要だからなのか、オシャレ的なことなのか、なぜ、その説明がないのだろう、説明がないということはヤボだということで、つまりオシャレ的なことなのだろうか。わからない。わかりたい。

帰宅後、買ったものを広げていると、選んだ覚えのないスティッチのワッペンが袋の中に入っていた。娘が買い物かごにそっと忍ばせたらしい。スティッチがとくに好きというわけではあるまいに。1枚500円もするというのに!

ミシンは今日も段ボールの中だ。