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嫁に来ないか

ミニコミ雑誌「嫁に来ないか」の編集長のブログです。2015年おはぎ号(無料!) noteにて発売中!

2/20

ユザワヤに、布と紐類を買いに行く。

よし、買うぞ、買うんだぞ、と鼻息荒く店内を見渡し、しかし、いざ、買おうとすると、わからない用語で溢れていて戸惑うばかり。
オックスプリント、先染めオックス、トートシェリエ10番オックス…オックスとはなんだろう。
水玉ブロードプリント。ブロート?
w巾ブッチャー。どういうこと?
面ファスナー…見たところ、マジックテープのように見えるけれど。
バイアステープ。よく本に書いてあるけどなにに使うんだろう。

指南書片手にさまよいながらキルティングのコーナーにたどり着く。と、初老の女性が店員につれられてやってきた。「最近は、みなさんレッスンバッグはキルティングで作られる方がほとんどで…」という店員の言葉に女性はイラついているようだった。
「ええ、ええ、私もね、孫が幼稚園に入ったときはキルティングで作りましたよ、二回目ですから違う布で作ろうかと思っているんです、それで、この布で作るにあたって、二重にした方が良いかどうかってことを聞いているだけなんですけどね」
私は聞く耳を超たてた。私もできれば、キルティングじゃない布でレッスンバッグを作りたいと思っているからだ。
「そうですね…布がしっかりしているので裏をつけなくても強度は平気かと思いますけど、心配でしたら薄いものを内側に入れてもいいかもしれませんね」とどっちつかずの答えに私は肩すかしをくらったが、女性はなにか溜飲が下がったようで、そうよね、まあようは重たくならなきゃいいんだものね、なんて言いながら、「やっぱり、みんなキルティングなの?」と布の棚田を見上げた。
「ええ、そうですね、キャラクターのものが特に人気で」
「そうでしょうね」
「やはり軽くて丈夫なので。畳んでもしわにならないですし」
なるほど、だからみんなキルティングでレッスンバッグを作るのか…。ひとつ謎が解けた!幼稚園の見本で出ていたレッスンバッグは、キルティングのものも、そうでないものもあった。指南書も然り。でも、手芸店で見本として出ているのはほとんどキルティングのものばかり。なぜ、こんなぼわぼわした布団みたいなものでバッグを作るのか、趣味的なことなのか機能的なことなのかわからなかったが、どうやら機能寄りのことらしい。
どれ、お値段は…と見てみると、無地のものは1m980円、動物のようなものが描かれているものは1600円、アナと雪の女王や妖怪ウォッチなど、今人気のキャラクターの絵柄がついたものは2500円!
おののいて、後ずさり、この日も結局布を買えなかった。

とにかくはやく他の謎も解いて先に進まねば…。
疑問が生まれてしまうとそれを解かなくては前に進めない自分が、視野の狭い、融通のきかない、勉強のできない人間丸出しで苛立たしい。しかし、それが自分なので、付き合うより仕方がない。明日、家庭科が得意な友人にまとめて質問しよう。

もちろんミシンは今日も段ボールに入ったままだ。