嫁に来ないか

ミニコミ雑誌「嫁に来ないか」の編集長のブログです。2015年おはぎ号(無料!) noteにて発売中!

2015年に読んだ面白かった本

後日noteの方にもまとめますが、とりいそぎ。だってもう1月中旬だし!
相変わらず今更な本ばかりですが、娘が幼稚園に入ったおかげで小説が読めるようになりました。わーい!

ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい/西加奈子
なんとなく避けて通っていた西加奈子
2015年はエッセイを薦められて、その後漁港の肉子ちゃん読んですごく面白くて、ふくわらいに入ったのですが、小説でしかできないことの面白さにすっかりやられてしまい、ラストシーンに恍惚として本を閉じて泣いてしまいました。フィクションを読むという行為の素晴らしさを再認識した一冊。


四とそれ以上の国 (文春文庫)

四とそれ以上の国 (文春文庫)

四とそれ以上の国/いしいしんじ
ふくわらいで勢いづいて、ようし小説を読もうぞ!と、そういえばこれまだ読んでいなかった、かも?読んだかな?という気持ちで読み始めた四国を舞台にした短編集。
こっちの「小説でしかできないこと」具合もものすごい。まったく隙がない。
とくにひとつめの「塩」を読んだ後、しばらく他の物がなにも読めなくなりました。すごかった。凄まじい。読んでいる最中、べっとりと血を塗りたくられている感じがした。
もし興味があるのであれば、あらすじなど、なにひとつ見ないで読んでほしい。
読みやすくはないし、わけがわからない部分もあるけど、わけがわかることなんて、ミステリー以外はどうでもいいなと思う。


自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか

自然を名づける―なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか/キャロル・キサク・ヨーン

18世紀の天才リンネから始まった生物分類学は、20世紀になって「魚は存在しない」との結論に至った。なぜ?! そこには科学と直感との間の抗争があった。生物分類学の歴史を平易に語り、人間にとって「分類」とはなにかを考察する。

分類学のことをまったく知らなかったので、とても興味深く読んだ。文章がとても読みやすく、冒険記を読んでいるようにわくわくする。これだけでなにかを語るのは危険そうだけど、国立科学博物館に行ったときには、「おおこれが」と思うことが少なからずありましたよ。


禁忌

禁忌

禁忌/フェルディナント・フォン・シーラッハ
「このミステリーがすごい」2012年海外編「犯罪」で2位を取ったシーラッハの新刊。
シーラッハは、文章のリズムがとてもステキ。謎そのものよりも、文章が読みたくて読んでしまう。
なのでどちらかというと私には謎に入る前の方が面白かった。


その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス (文春文庫)

その女アレックス/ピエール・ルメートル
ジェットコースターミステリーはもうおなかいっぱい…と思っていた私でも、思い切り「ええ〜っ!?」とか「マジ〜!?」とか言いながら展開を楽しんでしまいました。このミス2015第一位の作品。単純にすっごいおもしろかった!
グロや拷問が苦手な人は注意です!

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

この話、続けてもいいですか。 (ちくま文庫)

2015年は西加奈子を読んだデビュー年…