嫁に来ないか

ミニコミ雑誌「嫁に来ないか」の編集長のブログです。

小説「ボッカとロッカ」毎朝7時更新!

働きながら幼稚園に1年通わせてみた感想 1.保育園(一時保育)とのちがい

在宅仕事なのでもれなくマイナス点がつき、保育園に入園できずに一時保育でしのぎ、幼稚園に入園して預かり保育を定期利用して仕事した毎日も、まもなく1年が終ろうとしている。

「預かり保育」とは、幼稚園の通常の保育時間が終った後、園内で有料で預かってくれる制度のことで、預ける理由は問われない。うちの幼稚園では就業証明書を市に提出して定期利用をすると、料金がかなり割り引かれる。

働くママ(主に自由業)やママ候補、保育園に通わせているママ入れなかったママなどにどんな感じかかよく聞かれるので、一年通ってみた所感を、あくまで個人のひとつの感想として書き記したい。
(幼稚園や保育園によっても、地域によっても違うだろうことご了承あれ)

1.保育園(一時保育)とのちがい
未就園児時代は2年半、週に3回、市の認可保育園の一時保育を利用し、土日は夫に子どもを見てもらいながら働いていた。(本当は一時保育利用は週3日以上働いてはいけないのだが、私も職業柄、厳密に週5日働いちゃっていたわけではないので大目にみていただきたい…)

保育園(一時保育)は、親の仕事の妨げにならぬよう「管理」してくれる場所だったな、と思う。
体調管理には細心の注意を払っている、少しでも身体に傷がつくようなことがあれば報告、毎回なにがあったかを日誌につけてくれる、少しでも天候が悪かったり寒かったりすると外遊びはなし(園庭はなく近くのいくつかの公園を利用して外遊びをしていた)。
本来親が教えなくてはならないような生活にまつわること(お箸やえんぴつの持ち方、トイレ関係、交通ルールなど)も、とても上手に教えてくれる。

幼稚園に通ってまずとまどったのは、その日なにがあったのかは、本人に聞かないとわからないということ。
(自動車の教習所で路上に出たときのような頼りなさ!)
うちの幼稚園は大きく、とても自然豊かなところにあり、年少さんは基本的に好きなところで好きな遊びをして良いことになっていて、外遊びが好きなうちの子はスパッツをはかせないと生傷が耐えない。
保育園のときはちょっとした傷で説明があったけれど、幼稚園ではそんなことは傷のうちに入らない。(もちろん頭を打ったり先生が気づいた傷は教えてくれるが)

全体的に仕事がしやすいのはやはり保育園だ。が、一点だけ、幼稚園の方がやりやすい点がある。検温である。
保育園では毎朝家で検温し、保育園についてから再び検温、37.3℃以下をパスすれば中に入ることができる。
幼稚園には検温がない。これは思いのほか自分にとって、精神的にものすごく楽になったことだ。

精神的に楽になったと今書いたが、検温以外の部分でもそういった箇所はある。

保育園はお迎えで1分でも過ぎればものすごく注意され、遅刻が続けば退園させられる可能性もある。お迎え時間にちょっと余裕が出来ても、買い物袋をぶら下げて迎えに行くこともできない。迎えに行ったらすぐさま出て行かなくてはならない雰囲気もある。
保育園というのは基本的に、なにかしら切羽詰まっていなければ、通うことができない場所だ。

幼稚園の預かり保育は、お迎え時間10分を過ぎると延長料金が課せられる。預ける理由は問われないので、映画を見てこようが友だちと会おうが仕事してこようが、迎えに来さえすれば良い。
園庭で遊んでいても良いので、迎えに行っても娘は30分は帰ろうとしない。こちらも急いで帰る理由はないのでそのまま友だちと遊ばせている(もちろん早く帰りたいが)。

週3日預けていたのが週5日になったということも、悲しいかな今のほうが保育園時代より仕事量が減ってしまったというのもあるが、保育園のときを思い返すと私はとにかくいつも急いでいた。効率的・合理的に事が進むことを重視し、時短家事の特集ばかり見ていた。そうしないとまわせなかったのもあるが、どこか、そうしなければならないという観念にも捕われていたように思う。
今は、行事もプリントも山のようにあるが、なんだか私はこの一年でずいぶんとのんきになった。単に子どもが成長して親の手がかからなくなってきたからそう感じるだけかもしれないが。

保育園は点をつないでいく感じで、幼稚園は面で考えているような場所。
保育園は保育のプロに子どもの管理をお任せし、幼稚園は指針に沿って先生や保護者他の子どもといっしょくたに成長を学び楽しむような場所。
そんな風にこの一年は感じている。

次回は「保護者との付き合い」について。